デリヘルについて
こんにちは!行政書士の榎木です。
デリヘルってなんでしょう。デリバリーヘルスですね。
お店から女性、もしくは男性を派遣してもらい性的なサービスを受ける。
これもまた世の中の産業の一つであり、必要なものなのでしょう。
ただ夜の業界の中でも、さらに夜の業界なので、
経営してみたいという方も働いてみたいという方も、不安なところは非常に多いのでしょう。
まず似たようなものがいくつかありますね。
ホテヘル、ピンサロ、メンズエステなど。
何が違うのか説明できるでしょうか。
①ホテヘル
ホテヘルは、ホテルヘルスの略で、ホテルでサービスを受けるものとなります。
デリヘルもホテルじゃないの?と思う方も多いでしょう。
デリヘルは基本的には客側が選んだホテル、もしくは自宅にキャストが来ます。
対してホテヘルでは、こちはも基本的にはですが、店舗に受付所があって、そこで写真などパネルを見て、
一緒に店側が指定のホテルに向かっていくこととなっています。
補足ですが、大阪府ではデリヘルに受付所を置くことができません。
なので、上記の意味でのホテヘルは新規開業が不可能となっています。
②ピンサロ
続いてこちら。これは箱ヘルという呼ばれ方もされています。(厳密には違うのかな?)
箱というのは店舗です。つまり今回の無店舗型という届出の業種ではなく、
店舗型性風俗特殊営業という届出なのです。
店舗に行ってサービスを受ける、ある意味最も一般的なものですね。
ですが、こちらも条例に載っています。
営業できない地域があります。と。それを見てみると、「府の地域」と記載が。
???
全部やん!書く意味!
ということで、もうこれは既得権の店舗しかなく、新規ではできません。
③メンズエステ
最近は本当に流行ってきていますね。いわゆるメンエス。
こちらも一般的なお話にはなるのですが、マッサージを含むエステ店なので、
そういった許可や届出は必要なく、もちろん性的なサービスもありません。
ですが、、実際はどうなのでしょう。摘発されている店舗も定期的にニュースで見ますよね。
健全店ももちろん多く、エステを楽しむ業態です。
最近はメンエス型のデリヘルも多くなってきました。
それはなんなのかというと、ブームになってきているメンエスのお店でありながら、
デリヘルの許可も取っているというスタイルのお店です。
なので店舗はなく、ホテルに派遣されるメンエス。でもデリヘルなので性的なサービスもOK。
いろんなことを考えて新しいビジネスが生まれますよね。
開業の要件
風営の許可と違って、まず場所要件がありません。繁華街でも、住居地域でも問題ありません。
事務所や待機所はあくまで実際に何かが行われる場所ではないので、どこでも良いのです。
ただ、物件の所有者から「使用承諾書」を書いてもらう必要があるのですが、
これはなかなか書いてもらえません。結局場所は大体決まってしまうんですね。
日本橋や兎我野町など。そのあたりとなります。
もちろん持ち家で一戸建てなら問題ないです。でも所有の一戸建ての家で待機所にする人はあんまりいてないですよね。
分譲の所有マンションも管理組合があると思うので、こちらも難しいです。
必要書類
・届出書
ここにはどのように宣伝をするか。ホームページのURLなどが必要です。
・建物の使用権限を疎明する書類
・賃貸借契約書
・周辺の見取り図
・営業所の平面図
・待機所の平面図
・住民票の写し
・法人のみ、定款と登記事項証明書
以上のものを揃えて管轄の警察署に申請し、検査を受けるなど判断をしてもらいます。
問い合わせ
お問い合わせページかお電話(06-7777-0141)
もしくはメールかLINEでどうぞ。
お問い合わせいただければ、ご来所の必要はなく、
店舗か開業予定地の近隣までお伺いいたします。
夜も夜中も活動しているので、お昼はまだ睡眠中の方も対応しやすいかと思っております😆