
風俗営業許可? 深夜営業届出?
こんにちは。大阪市の行政書士の榎木です。
今回は改めて風俗営業許可と深夜営業の届出についてお話ししていきたいと思います。
まず、小難しい法律の話からになりますが、
というものがあります。これを略して風営法や風適法と言ったりします。
この法律では、主に善良で清浄な風俗環境を保持するために、
諸々の規制をしますよということが事細かに定められています。
そしてこの中の第二条第一項の中に一号から五号までのことを風俗営業といいますよということで定めがあります。
その中の一号が、社交飲食店です。スナックやキャバクラが主にここに当たります。
この風俗営業の許可に必要な書類などはこちらの記事に詳細がありますのでご覧ください。
続いて深夜営業許可と言われるのが、
正確には深夜における酒類提供飲食店営業の届出という名称で同じく風営法に定められています。
深夜営業の届出に関してはこちらの記事で書いております。
これは深夜(24時以降)にお酒をメインで提供する飲食店が届出する必要があるものです。
繁華街エリアにあたるところは25時以降となっております。
スナックやキャバクラ、Barはどっちの許可??
そこで問題になるのがこの内容だと思います。
この二つは同店舗で両方取得することはできません。
どうすべきか??
結論としては、接待を行うのであれば迷うことなかれ、風俗営業許可が必要です。
そこで問題になるのが、営業時間と営業地域です。
風俗営業許可を取得した飲食店は24時までの営業となります。
一部繁華街エリアでも25時までとなります。
梅田やミナミで朝までやっているキャバクラや、夜中もガンガンやっているツーショットキャバクラは・・・
今のところ暗黙になっている店舗も多いですが、
店内の揉め事や未成年飲酒、飲酒運転などが原因でマークされればアウトになります。
営業地域についてもどこでもできるわけではなく、
用途地域というもので定められた特定のエリアのみとなっております。
また学校や病院などの保全対象施設からの距離制限もあり、
事前の調査から必要な、一言で言えば難しい許可となります。
一方で深夜酒類飲食店営業の届出は、用途地域さえ問題なければ、
距離制限などもなく、もちろん深夜の届出なのでオールナイト営業が可能です。
ただ、こちらは当然ですが、接待はできません。
居酒屋さんと同じく、接客のみです。
接待の範囲については、特定の客に侍り、、、なんたらと規定はありますが、
おそらくこれだけの準備や費用をかけて開業されるオーナー様はこれは接待にあたるのか、あたらないのか。
その判断は既に容易にできているかと思います。
ガールズバーやコンカフェがグレーゾーンだと考えていただければ良いでしょうか。
対面や隣に座るなどはあまり関係がありません。
どちらの許可、届出をするのかは、オーナー様の経営計画から考えられてみてはいかがでしょうか。
もちろん具体的なご相談からお受けいたします。微妙なところでお悩みの方も多いと思いますので。
ご依頼料金
許認可申請代行
項目 | 料金 (税込) | 法定手数料 |
飲食店営業許可申請 | 35,000円 | 16,000円 |
深夜酒類提供飲食店営業届出 | 80,000円 | 無し |
風俗営業許可申請 1号 (キャバクラ・スナック・コンカフェ) | 180,000円 | 24,000円 |
風俗営業許可申請 4号 (麻雀店) | 150,000円 | 24,000円 |
風俗営業許可申請 5号 (アミューズメント) | 180,000円 | 24,000円 |
特殊風俗あっせん事業届出 (無料案内所) | 100,000円 | 無し |
無店舗型性風俗特殊営業開始届出 | 80,000円 | 3,400円 |
※面積や場所、階数など個別要件に応じて変動があります。
※飲食店営業許可は、他項目とセットの場合は値引きします。
風俗営業許可の申請
申請先は大阪市であれば、各区の警察署となります。
区により、警察署が複数あったりするのでその場合はさらに管轄が分かれているので、
まずそこからお調べする必要があります。
繁華街でよく申請先になるのは、大阪市北区の曽根崎警察署や中央区の南警察署です。
ご挨拶

最後に。
あらためまして、エノキ行政書士事務所の榎木と申します。
当事務所は飲食店の営業許可・深夜営業届出・風俗営業許可の申請代行を主に取り扱っております。
ご来所の必要は無く、お問い合わせいただけましたら店舗か店舗開業予定のエリアまで訪問いたします。
飲食業界での長年の経験を活かし、お客様の笑顔を目標とした上で、
『真摯に向き合う』を行動指針として、一生懸命に取り組ませていただきます。
基本夜でも動いておりますので、朝昼はお休み中の方でもご連絡、面談しやすいかと思います。
お問い合わせは、お電話(06-7777-0141)・メール・LINEどちらからでもどうぞお待ちしております。